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中尊寺ちゅうそんじ

平安美術の宝庫
三千有余点の国宝・重要文化財

中尊寺は嘉祥3年(850)、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁によって開かれました。

その後、12世紀のはじめに奥州藤原氏初代清衡公によって大規模な堂塔造営が行われました。

清衡公の中尊寺建立の趣旨は、11世紀後半に東北地方で続いた戦乱(前九年・後三年合戦)で亡くなった生きとし生けるものの霊を敵味方の別なく慰め、「みちのく」といわれ辺境とされた東北地方に、仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建設する、というものでした。それは戦乱で父や妻子を失い、骨肉の争いを余儀なくされた清衡公の非戦の決意でもありました。

中尊寺創建当初の姿を今に伝える金色堂は天治元年(1124)に上棟されました。堂の内外に金箔を押してある「皆金色」の阿弥陀堂です。まず堂内の装飾に目を奪われます。4本の巻柱や須弥壇(仏壇)、長押にいたるまで、白く光る夜光貝の細工(螺鈿)、透かし彫りの金具・漆の蒔絵と、平安時代後期の工芸技術を結集して荘厳されており、堂全体があたかも一つの美術工芸品の感がします。

詳細データ

所在地
〒029-4195 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
電話番号/FAX
TEL:0191-46-2211
ホームページ
http://www.chusonji.or.jp/
拝観時間
年中無休
3月1日から11月3日まで8:30〜17:00、11月4日から2月末日まで8:30〜16:30
拝観料
個人 30名以上
(1割引)
100名以上
(2割引)
大人 1,000円 900円 800円
高校生 700円 630円 560円
中学生 500円 450円 400円
小学生 300円 270円 240円
駐車料金
大型車 マイクロ 普通車 自動二輪
第一駐車場 950円 800円 400円 50円
第二駐車場 950円 800円 400円 50円

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