ちゅうそんじはす
中尊寺ハス
800年の時を経て現代によみがえった奇跡の花
毎年7月中旬から8月中旬にかけて、金色堂と讃衡蔵の間の細い道を下り、突き当たりを左に曲がってすぐの池に「中尊寺ハス」が咲き誇ります。「中尊寺ハス」とは、別名「泰衡蓮」という古代ハスのことです。昭和25年(1950年)の金色堂発掘調査の際、四代泰衡の首桶から約100粒の蓮の種が見つかりました。当時の蓮の権威として知られた大賀一郎博士にその種の一部が託され、大賀博士の門弟によって発芽、開花の成功に至ります。ハスは「中尊寺ハス」と命名され、中尊寺の池に植えられたのです。
株分けされた中尊寺ハス
中尊寺ハスは、東日本大震災での犠牲者への鎮魂と復興推進のシンボルとして、全国各所に株分けされています。岩手県商工会議所連合会が中心となって「復興の花『中尊寺ハス』を広める会」が設立され、藤原氏にゆかりの深い盛岡市の一ノ蔵邸や、秋田県横手市、山形県酒田市、大分県竹田市などに送られています。
もうつうじあやめまつり
毛越寺あやめまつり
大泉が池周辺に300種3万株の花菖蒲
6月中旬から7月中旬まで、毛越寺の大泉が池周辺には、300種3万株の花菖蒲が咲きます。毛越寺のあやめは、昭和28年(1953年)に平泉町民の発案で開山堂前に植えたことがきっかけで、翌年には東京・明治神宮から100種100株を譲り受けます。その後、少しずつ種類も株も増やし続け、毛越寺あやめまつりとして一般公開しています。期間中は延年の舞公演や、子ども写生会、邦楽演奏会なども開催されます。
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大文字キャンプ場
大自然に囲まれたキャンプ場は、管理棟、炊事棟が完備され、テントデッキは20基あります。テントなどのキャンピングセットの貸し出しもしており、思い立ったらすぐにキャンプを楽しむことができます。夜はキャンプファイヤーを楽しむも良し、満天の星空を楽しむも良し。朝は天気が良ければはるか遠方に岩手山が望めます。
平泉町長島山田51-661 TEL.0191-46-5564(農林振興課)
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座禅
中尊寺と毛越寺では座禅体験をすることができます。暑い夏なのにスッと汗が引く静けさの中での座禅は、日常の喧騒を忘れて自身と向き合うことができる体験です。また集中力を高めることができるので、受験生にもおすすめです。
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サイクリング
平泉駅を出てすぐに2つのレンタサイクル店があります。高低差の少ない平泉を巡るには、自転車を利用するのもひとつの方法です。平泉の風を感じながら、古都を旅するのもいい思い出になるでしょう。
スワローツアー平泉レンタサイクル
TEL.0191-46-5086
ゴールドレンタ平泉
TEL.0191-46-4031
ライス・アートinひらいずみ
平泉駅の東にある高館橋を渡ってすぐの田んぼには、夏の終わりにライスアートが浮かびあがります。5月に行われる田植えには、地元の老若男女が自由に参加して4種類の有色米を植えます。秋の稲刈りも自由参加となっているので、ぜひ自分の手でライスアートを描いてみてはいかがでしょう。
平泉町長島字矢崎173
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ちゅうそんじたきぎのう
中尊寺薪能
毎年8月14日に、中尊寺境内白山神社能舞台で行われる薪能では、幻想的な空間の中で能と狂言が披露されます。この能舞台は、江戸時代に仙台藩によって再建され、2003年には重要文化財にしていされている貴重な遺構です。杉木立に囲まれた舞台で催される能楽には、全国からファンが集まります。
ひらいずみだいもんじおくりび
平泉大文字送り火
藤原四代公や義経主従の追善、そして戦没者や先祖代々の精霊供養のために、毎年8月16日に平泉大文字送り火が開催されます。束稲山に約100mの「大」の文字が浮かび、亡くなられた方々を偲びます。
ひらいずみじょうどのあかり
平泉浄土のあかり
毎年8月16日の平泉大文字送り火が開催される夕方から灯しはじめます。観自在王院跡にて、ハスや天の川などの形に作られた灯籠を配置。一斉に点火されると、暗闇に幻想的な世界が広がります。
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